【スキップとローファー】第2話「そわそわ うろうろ」感想

5.0

ストーリー

 入学後恒例の自己紹介。美津未はこの自己紹介でジョークを言って滑ってしまう。しかし、機転を利かせた志摩くんのフォローによって助けられる。そして、美津未は学級代表に志願し、自己紹介のフォローがきっかけで志摩くんも学級代表になる。

 そんな仲の良い二人の関係が気になった江頭さんは、みんなを誘ってカラオケに行くことにした。また、美津未に対して、「志摩くんの言っていることを真に受けない方がいい」と嘘をつく。美津未はカラオケに行った時に、江頭さんに利用されていることを村重さんに聞かされた。初めて人間関係に悩んだ美津未だったが、幼なじみの文乃ちゃんに相談したことで気持ちの整理がつく。そして、自分の歌う番が回ってきて、選んだ曲は”トコ次郎”(ハム太郎的なやつ)。その選曲と歌いっぷりを観た村重さんは、美津未を気に入り友達になろうと言ってくれた。

 次の日、学校で部活動決めの話になる。演劇部に所属している兼近先輩に誘われた美津未だったが、最終的には部活動に入らないと決めた。

感想

 まず、冒頭の電車に乗っている回想で、美津未の叔母が出てくるが、近くの女子高生に「男?」と言われている。原作でどうでもいいシーンだったらカットされているので、おそらく本当に男なのかもしれない。どこかで叔母についての話が出てくるのだろう。自己紹介で岩倉さんの部下になりたいですと言ったことが原因で、学級代表にさせられる志摩くん。自己紹介の流れをここに活かすのはうまいと思った。原作者の話の組み立て方にセンスしか感じない。

 しかし、江頭さんがみんなをカラオケに誘うシーンでは、村重さんはあまり来てほしくなかったと言っていた。来てほしくないなら、村重さんのいないところで誘えばよかったのになぜそうしない。後で村重さんだけ誘わなかったら、少し問題になると考えたのだろうか。原作者さんがそこまで考えていたのかはわからないが、カラオケに初めて来る美津未が先払いしようとしていたのをからかったり、方言を馬鹿にしたりするのはリアリティがあって、女子の怖い部分が出ていた気がする。

 文乃と話すシーン。最初の頃はお互いのことなんか全くわからないのだから、気にしてもしょうがないし、みんながどういう人かはこれからわかっていけばいい。これはその通りだと思う。今回で、このアニメはこういう格言みたいなものを毎回入れてくるタイプのアニメだとわかった。

 後半は兼近登場。正直、後半はそこまで注意深く観るような内容でもなかったが、今後志摩くんの話が展開していくために必要だったのだろう。しかし、兼近のキャラクター性は好きになれそうにない。

 第2話は前半がすごくいい内容だったのでとても楽しめた。私は、このアニメが今期最も面白い作品になると思っているが、果たしてどうなるのか非常に楽しみです。

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監督・原作者インタビュー

作品情報

放送 毎週火曜日 23:00~(TOKYO MX)

原作 高松美咲
監督・シリーズ構成 出合小都美
アニメーション制作 P.A.WORKS

岩倉美津未 黒沢ともよ
志摩聡介 江越彬紀
江頭ミカ 寺崎裕香

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